アンド(&、and)

1/2ビートのこと。(単語では1/4ビート)

ダンスに於いて音楽用語として使われる場合は、「1/2ビート」を意味する。

例えばフォックストロット、クイックステップで「S、Q、&、Q」とある場合のビート・バリューは「2、1/2、1/2、1」。タンゴで「S、Q、&、Q」とある場合は「1、1/4、1/4、1/2」。ワルツで「1、2、&、3」とある場合は、「1、1/2、1/2、1」となり、&ビートは前のビートの中に含まれることになる。

アンダー・ターン(Under Turn)

正規の回転量より少なく回転すること。

先行フィガーから後続フィガーへの継続に関して、又はコーナーで新LODに方向を変える等の、様々な必要性からアライメントを変更するために使われる。

例えばワルツのナチュラル・スピン・ターンの後半の回転量は、「4のピボットで右へ1/2、5と6の間で3/8回転し、中央斜めに背面」であるが、コーナーでは「4のピボットで右へ3/8、5と6の間で1/4」と回転量を少なくすることである。

アライメント(Alignment)

ボールルームに対する足の向き(方向)のこと。

ダンスを踊る上で、ボールルームに定められている方向(LOD、壁、中央等、図1を参照)に関連した足の指す方向のことで、「面して」「背面して」「向けて」の3つの用語が使われる。「面して」と「背面して」は足が体と同じ方向にある場合で、「面して」とは次のステップで前方へ動く場合であり、「背面して」という言葉は次のステップ(或いはその次のステップ)で後方に動く場合に使われる。

また「向けて」はステップした足の方向が体の方向と異なる場合のサイド・ステップに使われる。例えばワルツのナチュラル・ターンの男子の第5歩目では、体は中央に面しているが、足のアライメントは中央斜めなので第6歩目で「体の回転完了」となり、両足及び体が同じ方向になるので「面して」となる。

アップ(Up)

ライズした状態を継続すること。

ライズ&フォールの中の一つの状態であるが、ライズは「最高の高さ」を意味しない事に注意。例えばフォックストロットのベーシック・ウィーブでは、「1の終わりでライズ、2、3、4、5、6、アップ、6の終わりでロァー」とあるが、これは第2歩から6歩までは、その高さを継続するという事である。

註:ワルツのナチュラル・ターンの2、3歩目のように、ライズが継続されてクローズされた時が事実上、最高の高さになる。